ワンストップリノベーションは1社で工事を完結するため、一般的なリノベーションよりコストを抑えられます。
とはいえ、無視できる金額でもないため、具体的にいくらかかるかは知っておくべきです。費用相場やコストが変動する要因を理解しておくと、価格幅の大きいリノベーション費用を把握できるでしょう。
この記事では、ワンストップリノベーションの費用相場や変動要因、コストを抑える方法を解説します。ワンストップでリノベーションを検討している方は、おおよその費用を把握する際に参考にしてみてください。
また、以下の記事では世田谷区・目黒区・渋谷区でおすすめのリノベーション会社3選を紹介していますので、気になる方は参考にしてみると良いでしょう。
ワンストップリノベーションの費用相場は物件価格+15~25万円/㎡
ワンストップリノベーションの費用相場は、物件価格+15~25万円/㎡が目安となります。物件価格はリノベーション対象となる中古物件の価格で、こちらは物件の種類や状態によって異なります。
例えば60㎡の中古住宅を4,000万円で購入する場合、リノベーション費用は900万~1,500万円が相場です。これに中古住宅の購入費用4,000万円を加えると、トータルで約5,000万~6,500万円になるでしょう。
このように、リノベーション費用の相場は価格差が広いのが特徴です。リノベーション対象の物件が決まれば、その建物の面積からおおよそのリノベーション費用は算出できるでしょう。
ワンストップリノベーションの費用が変動する要因
ワンストップリノベーションの費用相場に幅がある理由として、費用を変動させる要因が多くある点が挙げられます。ここでは、代表的な要因を4つ紹介します。
それぞれの要因について見ていきましょう。
ワンストップリノベーションの種類
リノベーションの種類は、費用の変動要因として大きく影響します。
一般的に、部分的・全体的なリノベーションの2つに分かれます。部分的なリノベーションは、キッチンやバスルームなど特定のエリアのみを改修する工事が対象です。限定的であるため、費用が抑えられます。
一方で、全体的なリノベーションは住宅の構造から設備まで一新する大規模な工事です。この場合、費用は高額になります。リノベーションの対象エリアや設備が増えるほど、費用も比例して増えていきます。
築年数
リノベーション費用に影響する要因の1つが、築年数です。築年数が古いほど、建物の構造や設備の老朽化が進んでいる傾向にあるため、リノベーションに必要な工事が増えやすくなります。
例えば築30年以上の住宅では、配管や電気配線の交換が必要になることが多く、費用が発生します。また、断熱性能や耐震性にも問題がある可能性が考えられるため、補強工事などの大規模な改修が必要です。
これに対し、築10年程度の比較的新しい住宅では、内装の変更や設備の交換だけで済むことが多く、費用も抑えられる傾向があります。このように、築年数はリノベーションの範囲と内容に直結し、それに伴い費用も変動します。
住宅の耐震性能
耐震性能が基準に届いていない住宅は、耐震補強工事が必須となるため、費用も増加するのが一般的です。
1981年6月1日以降に建てられた住宅は、『新耐震基準』に基づいて設計されていますが、それ以前の住宅は『旧耐震基準』で設計されているため、現在の基準を満たしていない可能性があります。旧耐震基準で建てられた物件をリノベーションする場合、耐震性能を高めるための工事が必要です。
具体的には、壁や柱の補強・基礎部分の改修・耐震金物の設置などが該当します。これらの工事は安全性を高めるために不可欠ですが、リノベーション費用に大きく影響します。
素材のグレード
リノベーションに使用する素材のグレードも、費用に影響する要因です。
高級素材は仕上がりが美しく耐久性も高い特徴があります一方で、コストも高くなります。例えばフローリング材の場合、無垢材や高級な天然石を使用することで見た目や質感が優れますが、コストは高いでしょう。
対して合板や人工素材ではコストを抑えられますが、耐久性や見た目には妥協が必要です。
また、キッチンやバスルームの設備においても、ステンレスやセラミックなどの高級素材は長期的な満足度は高まるものの、初期費用が高くなります。リノベーションの目的や予算に応じて、どの素材を選ぶかが重要です。
ワンストップリノベーションの事例2選
ここでは、ワンストップリノベーションの事例を2つ紹介します。
それぞれの施工事例について見ていきましょう。
2LDKとアイランドキッチンの間取り(約70㎡)
マンション面積約70㎡の中で、開放感をたっぷり確保した間取りにリノベーションされた施工事例です。2LDKの広さを存分に活かし、自然光を取り込む空間を演出しています。
木のデザインが基調となり、落ち着きがあるナチュラルなテイストが特徴的です。キッチンや冷蔵庫はステンレス製となっていて、木とタイルに馴染んでいるため、生活感が演出されていません。
面積が約70㎡であることから、リノベーション費用は約1,050万~1,750万円です。2LDKで間取りにこだわったリノベーションを実現する場合は、1,000万円以上の費用はかかるでしょう。
モノトーン調のリノベーション間取り(約84㎡)
こちらはフルリノベーションだった物件を解体し、再リノベーションした事例です。黒・白・グレーを基調とし、シックな印象を与えます。
モノトーン調でおしゃれな雰囲気があり、さまざまなインテリアとも相性が良いでしょう。昼間は自然光で明るく、夜はライトで煌めきを演出する二面性を楽しめます。
約84㎡の面積があり、リノベーション費用に約1,260万~2,100万円かかったと予想できます。高級感もあるため、素材にこだわっているのが分かります。
ワンストップリノベーションの費用を抑える方法
ワンストップリノベーションの費用を抑えるには、以下の方法が効果的です。
新築より安いとはいえ、1,000万円以上かかる費用は少なからず負担となります。それぞれの方法を押さえ、コストパフォーマンスを高めましょう。
部分的なリノベーションを検討する
部分的なリノベーションを検討することで、費用を抑えることが可能です。特定のエリアだけを改修することで、コスト削減が期待できます。
例えば、キッチンやバスルームといった使用頻度の高い場所のみをリノベーションする方法があります。これにより、予算内で重要な部分の機能性や美観を向上させることが可能です。
部分的なリノベーションは施工期間が短く、生活への影響も少ないため、家族への負担を軽減するメリットもあります。
中古物件であっても、まだ使えたりデザインが気に入ったりするケースもあります。その際は、部分的なリノベーションを検討してみましょう。
国や自治体の補助金制度を活用する
国や自治体が提供している補助金制度を活用することで、リノベーション費用を抑えられます。
多くの地域では、住宅の省エネ化や耐震性向上を目的としたリノベーションに対する補助金が用意されています。断熱材の導入や窓の二重化、太陽光発電システムの設置などの改修に対して支給されることが多く、対象工事の多いリノベーションにも効果的です。
これらの制度を活用することで、リノベーションの初期費用を大幅に削減できます。申請には一定の手続きが必要ですが、リノベーション会社の担当者からサポートを受けられるでしょう。居住地域の補助金制度を調査し、リノベーション計画に適したサービスを選びましょう。
相見積もりを取る
最適なリノベーションサービスを提案する会社を選ぶには、相見積もりが必須です。複数の業者から見積もりを取り寄せることで、価格やサービス内容を比較検討し、最適な選択が可能になります。
数社のリノベーション業者に見積もりを依頼する際は、同じ条件や要望を伝えることで比較がしやすくなります。また、見積もりの内訳を確認し、どの部分でコストが発生しているのかを理解することも必要です。
リノベーションの成功は業者にかかっていると言えるほど、会社選びは重要です。複数社で相見積もりを取り、最適な費用とプランを提案する会社にリノベーションを依頼しましょう。
ワンストップリノベーションならリノベ不動産三軒茶屋駅前店がおすすめ
項目 | 詳細 |
会社名 | アドバンスライフ有限会社(屋号:リノベ不動産三軒茶屋駅前店) |
所在地 | 東京都世田谷区三軒茶屋1-39-7ショッピングプラザベルアージュ102 |
電話番号 | 03-6411-3618 |
公式サイト | https://renovefudosan-advancelife.com/ |
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まとめ
ワンストップリノベーションは費用を変動させる要因が多く、その振り幅も大きいため、明確な相場を算出することは困難です。そのため、15~25万円/㎡を目安に計算する必要があります。
ワンストップリノベーション費用は、プランニングや補助金によって削減することも可能です。費用負担を抑えたい方は、部分的なリノベーションや補助金の活用を検討してみましょう。
この記事が皆さんの役に立てれば幸いです。